≫いきぬきだいじに

そういえば昨日は久々に師匠と麻しました。天鳳でですが。
そんで東2局師匠の親番で跳満の直撃食らって即飛びっていうね。
m9（＾Д＾）が心にしみました。


梅雨が終わる前に終わらせたいなーとぼちぼち書いてたんですが一向に進まないのでとりあえずきりのよさそうなところで上げてみる。↓

あ、原稿の途中経過はネタが無いときにでも！おやすみ！

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逆さに仰いだ空は快晴。
外からは戯れあう子供の声。駆け回る足音。
パンパンと布団をはたく音が隣近所のそこら中から聞こえる、今日は文字通り梅雨の晴れ間、というやつだった。

長雨の季節のこういった晴れ間は、家事を自らこなす人間にはどうしても重要だった。
朝起きたら晴れ。朝食を食べてすぐに、意気揚々と洗濯物をこなした。ベランダの手摺りにぶら下げ、それから押し入れから引っ張り出した布団を空いた部分に折り被せた。
そうだ、他の布団も風通しとくか。
開けた押し入れからは、若干湿気た空気が漂ってくる。南郷はそこに首を突っ込んで、重ねられた布団を引っ張り出した。
窓の広さの関係で、一部にしか日は当たらないが、やらないよりマシ、と敷布団を一枚広げる。
ふう、と一息。
とりあえず一仕事終えたと、満足して茶でも飲もうかと台所に向かう途中で、微かな物音に振り向いた。

アーモンド型の瞳が、じっとこちらを見つめていた。ベランダに干した布団の上に一匹の三毛猫。
ここは二階だったが、隣の家の屋根との距離が近く、ときたまこうしたことがあるのだ。
「なんだ、久しぶりだな、のびた」
親しげに話し掛けながら南郷は近づいた。猫は怯える様子もなく、南郷に目をくれると、一声鳴いた。
こうしてベランダで見かけるたびに、夕飯の残り物や作りての朝飯を少しおすそ分けしてやっていたら、すっかり懐かれてしまった。
指先で顎を撫でてやると、目を細めごろごろと喉を鳴らす。
その愛らしい様子に、目尻がいつも以上に垂れ下がる。
おそらくどこかの家猫なのだろう。猫の毛並みにはつやがあり、触れると確かな肉付きが感じられた。
「いいこだなあ、お前は」
よしよし、もう片方の手で頭を撫でる。
陽射しと体温で温かな毛皮は、撫でていてとても気持ちがよかった。
動物というのはどうしてこう触れあっているだけで癒されるのか、まったく不思議なもんだ、南郷は思った。
しばらくそうしていると、猫はすやすやと寝息をたてはじめた。
人に馴れているというよりは、あまりに無防備すぎて最初は驚いたものだったが、今では慣れたものだった。
すっと手を放す。いつまでも撫でていて、安眠を妨害するのも悪い。
僅かに上向いた顔の半開きの口からよだれでも垂らさんばかりの幸せそうな顔を眺め、破顔する。

・・・実にのどかだ。
休日はこうでなくちゃいけない。
天気もいいし、なんだか今日はいいことがありそうだ。

緩んでしまった表情を引きずりながら、さて、と部屋の中に向き直る。
これからどうしたものかと考える。
仕事は昨日の晩片付けたからな。家のことも済ませたし、後は一日自由だ。
ふああ、と欠伸をする。
そういえばいつもの癖で早い時間に起きてしまったが、昨日は結構な時間まで書類と格闘していたのだった。
そうだな、とりあえず一眠りするか。
まだ午前中だけれども、たまにはこういう一日があってもいいだろう。
うん。たまにはな。
言い訳するように自分に語りかけながら、南郷は広げた布団の脇に枕を引っ張り出し、横になった。

爽やかな風。心地のよい気温。
畳に寝そべりながら、窓に四角く切り取られた空を見上げた。
ぱたぱたと尻尾を動かしながら、猫も同じく寝そべっている。
あまりに平穏すぎて、逆に非日常のようだとさえ思う。
南郷は、静かに目を閉じた。
外からは、先程よりも若干喧騒を増した生活の音が聞こえる。

眠りの淵に落ち込む瞬間、その片隅ににゃあと、鳴き声をきいた気がした。


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南郷さんが動いている様子を想像するだけで幸せになれます。
なんてお手軽なんでしょう。

続きも息抜きがてらぼちぼち書きます。
一応赤南になる予定～。

お題提供　Eciton Burchelli様