適当日記。文について、CPが特に明記されていないものは南赤の方にも赤南の方にも読めると思われます。
Category : 文
潜るって宣言した途端に毎日更新っていうどうしようもなさ。
なんかもう赤南に萌えすぎて毎日心臓が痛いですハァハァ
なんかもう赤南に萌えすぎて毎日心臓が痛いですハァハァ
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秋空を見上げていた。
夏も終わり、肌に心地よい湿度の風が吹いている。
夜空に浮いた星を背景に、木々がさわさわと揺れていた。
南郷はひとりだった。
繁華街の外れに忘れられたようにポツンと存在する公園。周囲より若干小高い場所に位置する噴水と、その周りを囲む数個のベンチからなる簡素なその空間には、今は南郷一人しかいない。
週の半ば、しかも夜も深まったこの時間ならそれも当たり前なのかもしれないが、南郷にはそれがどうにも肌寒く、だが少しだけ有り難かった。
同僚達と一杯ひっかけようと居酒屋に立ち寄ったのが一時間ほど前。愚痴を肴にぼちぼち呑んで、つい先ほど解散したが、翌日も控えているというのに南郷の足はどうしてかこの場所に向かっていた。噴水の飛沫でも浴びて頭を冷やしたかったのかもしれない。
ぼうっと空を見上げながら、ぐるぐると回る思考は気がつけば一点に収束していた。酒のせいだけではない身の内を焼く熱のせいで、全身が熱かった。
たまにあるのだ、それは決まってあの男の話をした後。
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続きはいつか
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