一回投稿しようとした記事はじかれてやる気なくしまんた^q^
↓途中で趣がかわるのを得意技にしようかなと思えてきた。
いつぞやに上げたやつの加筆版です。ポエムとエロでダブル羞恥プレイ・・!ダブプレ・・!
そういや未だにエロで直接的な描写を書くのに照れがあるんですがどうすればいいんでしょうか。
数書けば慣れるんだろうか・・
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ささくれたいぐさが、まるで引っ掻き傷のように太い腕に白い痕を付けた。
自重だけでない重みを一身に受けた膝が、まるで悲鳴を上げるように軋む。
歯を食いしばっても漏れる呻きに、南郷は耳を塞ぎたかった。
まるで女のように上擦った声。
それを赤木に聞かれているのかと思うと、羞恥で死ねるとさえ思った。
「かわいい、」
耳元で囁かれる睦言に、南郷はふるふると首を振る。
「っーー」
いやだいやだと駄々をこねる子供のようだと、赤木はその様子にくすりと息を漏らした。
背に密着した腹筋がつられて動き、それを膚で感じた南郷は声も無く背をくねらせた。
自身を包んでいた手は、先程からほとんど動いていない。
内部におさまったままの赤木も、随分長いこと位置を変えていなかった。
ただ襞がうごめくたびに、南郷にその存在を伝え、濡れた界面を融けるほどの熱が伝った。
「ほら、そんなんじゃいつまで経っても達けないよ、」
いいの?
なぶるような優しい声が首筋にかかり、肩口の盛り上がった筋肉を甘く噛まれる。
筋に突き立てられた硬い感触に、びくりと体が跳ねた。
敏感になりきった体には、膚をつたう汗一滴さえも強すぎる刺激だった。
いやだいやだとまた首を振る。
南郷は、獣の姿勢で赤木に挿入されたまま、片手で自重を支え、もう片方の手で自慰をするように強要されているのだった。
赤木に迫られ、彼の目の前で自慰をさせられたことは一度や二度ではなかった。
当然慣れるはずもなかったが、雄をむき出した赤木の視線を一心に浴びては逆らえようはずもなかった。
否、何より、この行為の先にあるなにもかも熔かすような熱を早く己の身に味わいたくてたまらず、南郷は逆らわなかった。ただ一時でも早く、赤木を感じたかった。
ところが今の状況はそれとはまるで違っていて、脈打つ赤木自身は既に南郷の後ろに収まっており、いつもは正面から据えられる視線は、背後から浴びせられていた。
ぞくぞくと、悪寒にも似た感覚が背筋を這い上がる。赤木の鋭い視線を感じ、全身が粟立つようだ。
右手が震えて仕方が無くて、添えた手にはこぼれた汁が絡まるばかりでほとんど役をしなかった。
南郷の感覚は、どうしても背後の赤木に集中してしまう。僅かでも身じろぐ度に締め上げる後口は、食んだ赤木の欲望の形に沿って収縮を繰り返した。
「南郷さんの中、吸い付いてくるみたいだよ。そんなにいいの?」
「っう、アカギ、ィ」
「なに」
耳元でささやく声。その声にさえ南郷は過剰に反応する。また首をふった。
畳についた左腕はこすれて真っ赤になっていて、高く掲げさせられた腰を支える両脚は内股が痙攣するようにひくついていた。
ギリギリの状態でひたすらじらされて、もはや限界だと、南郷は思った。
「・・も、むり、ほし、欲しい・・、ひっ」
さらりと撫でるように乳輪の下側を撫でられた。重力に従って、普段より体積を増したかに感じる乳房を揉みながら、赤木は指先で縁をなぞる様にまるく撫でた。
「ほしいの?何が?」
低く低く。欲情を隠しもしない声で、赤木は意地悪くまたささやいた。撫で付ける指はそのままに、一番敏感な先端には触れないまま、幾度も幾度も輪を描いた。
「んっ・・う。アカギ、アカギが・・!」
「うん?」
「もっと!突いてくれ…!あっ、動いてっ」
叫ぶように言った。促されたに違いないとはいえ、恥ずかしい言葉を自ら進んで発してしまったことに南郷は自身の興奮を自覚した。たまらず尻に力が入る。
快感がぞわぞわと増し、前後すら危うくなるほどの痺れが背筋を伝った。
「…いいよ。ぐちゃぐちゃにしてあげる」
首筋に吐かれた熱い息とともに、赤木が動き出す。乳輪を弄んでいた指は肩に回され、脇の下から伸ばした腕で上体を抱きしめられた。
こうして欲情を剥き出しにし、ありのままの熱を伝えられる瞬間がたまらない。
ああ、
どんなに快楽に慣らされたとはいえ、後ろめたいという思いは今だにある。
男同士だということも、ひとまわり以上歳の離れた子供相手であることも、何よりあの赤木にされているという事実が、南郷をたまらなくさせた。こんな凡庸を絵に描いたようなオヤジ相手に致そうとする赤木の考えがさっぱりわからない。そして、その無体を甘んじて受け入れ、今では待ち望みさえしている自分のことこそ、まったくもって理解できなかった。
「あっあっ」
突かれるたびに、感じ入った声が漏れる。
はぁはぁと、どちらのものともつかない荒い息と、淫猥な水音がした。
気持ちは落ち着くどころか居場所すらないまま、ただどうしようもなく求め、求められているということだけはわかる。
いつもはひやりと冷たい赤木の肌がほてり、表面に汗が滲んでいる。
背中に押し付けられた筋肉が、動くたびにまたうねった。
打ち付けるたび、中の熱が肥大した。
「ああっ、あっ、んっ、あっ、かぎぃ」
名を呼ぶと、ぴくりと動き、また膨れ上がる。
釣られるように、南郷の雄も硬く硬く張り詰めた。
「…なんごうさん」
掠れた赤木の声、吐息。また、背筋がぞくりとふるえた。
奥まで突き込まれた熱をぎゅうと噛み締める。
蠕動と律動で襞が何度もこすれ、二人揃ってまたふるえた。
気がつけば泥沼にはまったように身動きが取れない。
思考に靄がかかり、視界は霞がかった。
いつからか互いの声すら遠退いて、触れ合った界面だけがすべてになった。
擦れる肘も膝にも痛みは感じず、ただ、獣のように耽る。