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適当日記。文について、CPが特に明記されていないものは南赤の方にも赤南の方にも読めると思われます。
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昨日の話の続きなんですが、配点が後々調整されるらしく、正確な合否はまだ分からないようでした。うん。
まあ・・・とりあえず原稿だな。うん。

*****

空気が留まっていた。
締め切った部屋は全くの暗闇。
目が慣れたところで、輪郭さえ定まらなかった。
熱せられた空気が、天井から徐々にくだって、膚を浸食していく。

空気が溜まって、まるで水のなかにでもいるかのように息苦しい。

だが、それを共に味わっているのだと思うと、その痛みすら愛おしかった。






口づけの合間、酸素を求め口を開いた。溺れた人のように、水底から必死で顔を出そうとする人のように。視界だけでなく、思考さえもおぼろだった。
名を呼ばれ、返事をする。
その声はまた、咥内に飲み込まれた。

律動が激しい。
ずり上がる体をどうにか固定しようと、手を伸ばした。触れたうなじは雨の後のように汗に湿っていた。膚に張り付いた髪に指を差し入れ、梳くようにすると、するりとすり抜けた。
頬に柔らかい感触。
耳に吐息。
寄せ合った頬はどちらも同じような温度で、境などないかのように感じられた。
もう一度、濡れた髪に指を差し入れ、頭蓋の丸い感触をなぞるようにかきあげた。ぎゅうと引き寄せる。
ふっと息を抜く、一瞬の振動があった。
そんなに抱きしめられたら動けない、
優しい声だった。
焼けるように熱い吐息が愛しくて、襞がうごめいた。


離れている間は不安で覚束ない。
触れている間は、二人を実感する距離がもどかしかった。

触れるたびに思い知る。はだの微妙な凹凸に、引き攣れた無数の傷に。それはまるで埋めようのない溝のように、深々と刻まれている。


水音がする。
溝を埋めようと、必死で悪あがきをする音だった。
夜が更け、日々がうつろっても、変わらずに聞こえる。
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