えろに入り始めたらものすごく楽しくなってしまって勢いで脱稿しました!なんかもう画面が黒くて気持ち悪かったり前半と後半でタッチが違いすぎて気持ち悪かったりまずネタが気持ち悪かったりいろいろアレですが楽しかったからいいやとすべて丸く収まったつもりにしてみる。
ああそれにしても論文おわんねwww
もうほんと・・フヒヒ
こんなテンションの時こそ何故か筆は進むっていうのはもう自然の摂理ですよね。ということで珍しくわき道に逸れなかった駄文を修正したので載せてみます。マジ羞恥プレイだなwwフヒヒww最近会社への往復あわせて一時間半くらいの間にそれなりに文章が出てくるようになった気がするのでなんというか練習あるのみだなーというのを実感しました。いや、書くだけ書いて内容無いのばっかだけどな><だってネタないんだものー><文章の練習してるだけだものー><文章書いていると、あれ、そういえばあれってなんていうんだろうって、単語というか物の名称が出てこなかったりしてマジで脳細胞の死滅の危機を感じたります。この日本語不自由を本当に何とかしたい。本読まないと。
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ぬるり、と湿った風が吹いた。
ああ、こりゃやっぱり一雨くるな。
そう思い南郷は鞄に収めた蝙蝠傘の感触を外からなぞって確かめた。
会社の最寄り駅から二駅、それからバスに乗って15分。
歩けば30分の距離を、空を見上げながらどちらへ向かうか悩む。いつもの帰路だった。
つん、と雨の前特有の匂いを感じ、南郷はまばらに人の待つ停留所の方へと歩を向ける。
駅前、ロータリーの片隅。古くなった木のベンチには子供が二人腰掛け、きゃっきゃと騒いでいる。薄墨を垂らしたようにどんよりと曇る空になど関心ないかのようなその様子を横目に見て、南郷はくすりと小さく笑った。
ぽつり、雫が一滴頬を濡らした気がした。
慌てて鞄に手を突っ込む。書類を抱えていたので少しでも雨に濡れるのはまずい。
シャッと金属を擦る音をたて傘を開き、かかげるのと同時にざあっと音を立てて雨が降り出した。
ふう、間に合った。そのタイミングに安堵するように息をつくが、ぽたりとこめかみを何かが濡らしたのに上を見上げる。
「げ!」
思わず声をもらし、申し訳程度に雨をしのげるよう設えられた停留所の屋根の下に避難した。
虫喰いか、それともどこかに引っ掻けたのか、どちらかは知らないが、傘には小さな穴が空いていた。米粒程度のほつれの向こうにまだ濡れていない象牙色の石床の色を見ながらため息をつき、ますます激しくなる雨の音を聞く。
じきに雷の音も聞こえてきそうだ。僅かに水滴の降りかかった茶封筒を見遣り、無精せずに鞄に納めておけばよかったと後悔する。
これはバスの到着も遅れるだろうな。壁に画鋲で貼り付けられた日焼けたわら半紙に印刷された時刻表に目をやる。と、同時にそこに影がうち付けられた。明滅する光が薄暗かった周囲を照らしたのだった。
目を輝かせた子供たちから歓声が上がる。それを囃し立てるように、今度は耳をつんざくような轟音が鼓膜を震わせた。
今のはそんなに近くはなさそうだ。遅れて聞こえた轟に南郷はそう推察した。
ごろ・・ごろ・・
まるで空がうなるような音。多分徐々に近づいてきている。
あまりに激しい雨に、細かい飛沫が屋根の内側にまで降り懸かってきた。それを肌で感じて一歩下がる。
ざり、と濡れた砂粒が靴と地面の間で擦れ音をたてた。乾いていたはずの床はいつの間にか水に侵され、黒々としている。
ぬるりと吹き付けた。
空を見上げた南郷は、一歩、二歩とさらに足を動かした。湿気を含んで冷たくなった木の感触をふくらはぎに感じる。
夜も迫っている、空は墨を刷いたように黒かった。
その闇を引き裂くように走る白い光が、まぶたに焼き付く。
眉を寄せる。
傍らでは黄色い声。
なんとなく、だが確実に何かかみ合わないものを感じた。
ぞわぞわと足元からはい上がってくるような悪寒がする。
よくないな。
よくない。
こういう日は決まって悪いことが起こるんだ。
閉じた目の裏には未だ白い光がある。
とどろく音、見上げた空にまた閃光。
虫の音鳴り止まぬ八月。それは、暑さも峠を越えた夏の終わりのことだった。