適当日記。文について、CPが特に明記されていないものは南赤の方にも赤南の方にも読めると思われます。
≫23時
Category : 文
ほんと夜更かしできない体になってしまったorz
すいません、レポ書きたいのにパソコン触ってる時間がない…!きっと明日か明後日には!
今実家におりまして、初任給をごっそり置いて帰ります。生で(笑)
てか寝ぼけて途中で投稿してしまったwwサーセン
あ、拍手ありがとうございます…!励みになりますー!次もがんばりやす(>_<)
↓メイ・リリーの続きと思って書いたやつです。多分夏コミの本はこんな感じで始まると思う。多分。
すいません、レポ書きたいのにパソコン触ってる時間がない…!きっと明日か明後日には!
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てか寝ぼけて途中で投稿してしまったwwサーセン
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↓メイ・リリーの続きと思って書いたやつです。多分夏コミの本はこんな感じで始まると思う。多分。
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夏の陽射しがぎらぎらと肌を焼く。夏至を一週間後にひかえた夏のある日のことだった。
「うお」
南郷は、短く声を上げ、右手をかかげた。
丁度サンダルつっかけ、庭先で洗濯物を干していたところだった。一陣の風が吹いたと思ったら、舞い上がったシャツの向こうから強烈な光に見舞われたのだ。一瞬なにが起こったかわからず、ぎゅっと目をつぶった後、指の隙間から恐る恐る光源を見返した。
「南郷さん」
同時にその方向から、聞き慣れた声に呼びかけられた。最近はえらく久々な気はするものの、聞き間違えようはずもない、耳障りのよい声。
「あ、アカギィ!―っ!」
視界には白い髪の男。南郷は嬉しさをにじませた声でもって返事をした。バタン、音がする。思わず取り落としそうになった洗濯物を慌てて両手で抱え直すと、再び見舞われた強い光に、南郷はまた目をつむった。
「大丈夫?」
垣根越しに、先程より近い位置から声がかかる。ほとんど裸足の足に、冷たい感触。洗濯し直さないとな…現実的なことを考えながら、今度こそ慎重に薄目を開けた。
瞼の向こうには気楽そうなシャツを着込んだ赤木の姿。やはり、見間違いではなかった。
「どうしたの」
「どうしたんだ」
声が重なった。
「ちょっと」
再び重なる。今度は二人して眉をあげ、それからどちらともなく笑いをこぼした。
「なんだ赤木、随分色黒になったんじゃないか?今度はどちらかが焦げ切るまで終わらない、って日焼け対決でもしてたのか?」
「そんな我慢大会みてぇな勝負、俺には向いてないよ。…ああ、南郷さん。しばらく見ないうちに大分しわが増えた。」
いつの間にか互いに歩みより、間近で言葉を交わしていた。赤木は手をのべると、南郷の目尻に触れる。微笑んだ南郷のしわが、一層深まった。
「まあな。お前がいないと苦労が減って、だいぶましになってたはずだが。やっぱり歳には勝てねぇなあ。」
赤木が微笑む。南郷はがしがしと赤木の頭を掻き回した。
その手を捕まえ、赤木はぎゅっとにぎりしめる。
「…ただいま」
「おかえり」
間髪入れずにかえってきたる返答に、赤木は安堵する。
また、迎えてもらえた。
「ん?」
南郷は赤木の肩越しに汚れた色の車をみつけた。これまで見当たらなかった軽トラが停まっている。先程の光はどうやらそれのサイドミラーに反射した日光か何かだったらしい。荷台にごちゃごちゃと何かが積み込んである、そのトラックを指差し、南郷は口を開くが、赤木はすぐに思いあたったように呟いた。
「ああ、あれね、いやあ意外と面白くってな。はまっちまったってやつだ。」
南郷としては、トラック自体の持ち主を尋ねたかったのだが、その先を返答されてしまったことに言葉につまる。まあ、どうやらあれがアカギの所有物らしいことはよくわかった。
「そ、そうか。」
南郷は苦笑いしながらこたえたのだった。
夏の陽射しがぎらぎらと肌を焼く。夏至を一週間後にひかえた夏のある日のことだった。
「うお」
南郷は、短く声を上げ、右手をかかげた。
丁度サンダルつっかけ、庭先で洗濯物を干していたところだった。一陣の風が吹いたと思ったら、舞い上がったシャツの向こうから強烈な光に見舞われたのだ。一瞬なにが起こったかわからず、ぎゅっと目をつぶった後、指の隙間から恐る恐る光源を見返した。
「南郷さん」
同時にその方向から、聞き慣れた声に呼びかけられた。最近はえらく久々な気はするものの、聞き間違えようはずもない、耳障りのよい声。
「あ、アカギィ!―っ!」
視界には白い髪の男。南郷は嬉しさをにじませた声でもって返事をした。バタン、音がする。思わず取り落としそうになった洗濯物を慌てて両手で抱え直すと、再び見舞われた強い光に、南郷はまた目をつむった。
「大丈夫?」
垣根越しに、先程より近い位置から声がかかる。ほとんど裸足の足に、冷たい感触。洗濯し直さないとな…現実的なことを考えながら、今度こそ慎重に薄目を開けた。
瞼の向こうには気楽そうなシャツを着込んだ赤木の姿。やはり、見間違いではなかった。
「どうしたの」
「どうしたんだ」
声が重なった。
「ちょっと」
再び重なる。今度は二人して眉をあげ、それからどちらともなく笑いをこぼした。
「なんだ赤木、随分色黒になったんじゃないか?今度はどちらかが焦げ切るまで終わらない、って日焼け対決でもしてたのか?」
「そんな我慢大会みてぇな勝負、俺には向いてないよ。…ああ、南郷さん。しばらく見ないうちに大分しわが増えた。」
いつの間にか互いに歩みより、間近で言葉を交わしていた。赤木は手をのべると、南郷の目尻に触れる。微笑んだ南郷のしわが、一層深まった。
「まあな。お前がいないと苦労が減って、だいぶましになってたはずだが。やっぱり歳には勝てねぇなあ。」
赤木が微笑む。南郷はがしがしと赤木の頭を掻き回した。
その手を捕まえ、赤木はぎゅっとにぎりしめる。
「…ただいま」
「おかえり」
間髪入れずにかえってきたる返答に、赤木は安堵する。
また、迎えてもらえた。
「ん?」
南郷は赤木の肩越しに汚れた色の車をみつけた。これまで見当たらなかった軽トラが停まっている。先程の光はどうやらそれのサイドミラーに反射した日光か何かだったらしい。荷台にごちゃごちゃと何かが積み込んである、そのトラックを指差し、南郷は口を開くが、赤木はすぐに思いあたったように呟いた。
「ああ、あれね、いやあ意外と面白くってな。はまっちまったってやつだ。」
南郷としては、トラック自体の持ち主を尋ねたかったのだが、その先を返答されてしまったことに言葉につまる。まあ、どうやらあれがアカギの所有物らしいことはよくわかった。
「そ、そうか。」
南郷は苦笑いしながらこたえたのだった。
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